七木に仰ぐ「UNISON SQUARE GARDEN『Phantom Joke』編」
始動じゃあい!
皆さま初めまして、七木と申します。
七夕の「七」に木星の「木」で七木です。
本名でもないし、5秒くらいで考えた名前なので「名前だけでも覚えて帰ってね」なんて言いやしません。
これ書いてるときに思ったけど、紹介した曲をこのページで試聴できるようにしてみたいね。
色々試行錯誤してみまする。
さてさて、今回語りまくりたい曲は 、
UNISON SQUARE GARDEN で『Phantom Joke』
です!!
何はともあれまずは聴いてくれィ。
そもそもUNISON SQUARE GARDENって?
まずは「あなたユニゾンユニゾン言うけど、そもそもユニゾンって何よ」という方に向けて、軽く説明いたします。
とはいっても、ここでユニゾンについて詳しく説明すると長くなるので、ほんとにかるーくです。どのくらい軽いかというと伏見稲荷のおもかる石くらい。(わからん)
ではまず公式HPのプロフィールをそのまま引用します。はいドン。
透明感に溢れながらも個性的なトゲを持つ斎藤宏介のボーカルとエッジが効いたコンビネーション抜群のバンドアンサンブルが共鳴共存するROCK/POPの新世界。
キャッチーなメロディーラインとアンバランスな3人の個性が織りなす鮮烈なライヴパフォーマンスで右肩上がりにセールスと動員を延ばし続ける3ピース・ロックバンド。
テレビアニメ「TIGER&BUNNY」オープニングテーマ等、活躍の場を広げている。
この引用ってのやってみたかったのよ。
閑話休題。
UNISON SQUARE GARDENは、ギターボーカルの斎藤宏介、ベースの田淵智也、ドラムの鈴木貴雄で構成されています。上記の通り3ピースロックバンドです。このバンドマジですごいんだ。何がすごいかはまたいずれ語るとして。
詩曲のほとんどはベースの田淵さんが作っておられます。この人がもうマジですごいんだ。何がすごいかはまたいずれ語るとして。
ユニゾンの楽曲で特に有名なものといえば、『オリオンをなぞる』や『シュガーソングとビターステップ』になるでしょう。
ユニゾンという名前を知らない方でも、街中やネット上で聴いていたり、あるいは友達がカラオケで歌っていたりなんかで曲だけは知っているかもしれません。(あるいは『ベースの人』で知ってたり・・・?)
ユニゾンはアニメのタイアップが数多くあり、ロック好きのみならずアニメ好きにも幅広く支持されています。(かくいう私も、色々あれど『夜桜四重奏』を見てからハマったタイプです)
CD出せば当然のように数万枚売れるわ、ワンマンツアーやればすぐチケット売り切れ続出するわ、大阪の野外で25000人動員したワンマンライブやるわ、まあえらい人気ですわ。(何様だ?)
現時点で既に長くなってそうなのでこの辺で説明は終わるとします。
ユニゾンについて詳しく語るのはまたいずれ。
『Phantom Joke』の話に入るよ
『Phantom Joke』の概要
こちらは、2019年10月から放送中のTVアニメ『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』のOPテーマとなっている曲です。
FGOは元々大人気スマホゲームで、それをプレイしているファンが数多く存在するというイメージ。
私はやってないしアニメも見れてないので、FGOについてはほぼ何もわかりませんごめんなさい。
UBWとZeroは見たんだけどね。
この曲が発売決定したとき、私は「あれ?」と思いました。
実は今年、2019年は実はユニゾンの結成15周年の年でして、カップリングアルバムを出したりトリビュートアルバムを出したりはしたものの、「今年は新曲は出さない」と年初に言っていたのです。
シングル発売決定告知からおよそ1か月後にタイトルとタイアップ先が発表されたのだが、その際に「え? こんな大きいタイアップやるの?」と思ったのも記憶に新しい。
まあそんな経緯はあったものの、やはり新曲が聴けるのは嬉しかった。
その反面、「賛否両論あるだろうなあ」とも思った。
なので、私の感想を主体にして、世間の評価についても喋っていきたいと思います。
『Phantom Joke』は他のタイアップ曲とは一味違う!?
まず感想に入る前に、『Phantom Joke』は他のタイアップ曲とは明確に違う点がある、ということを語りたい。
ユニゾンが多くのアニメ主題歌に起用される理由の一つは、「そのアニメに最も適した主題歌を提供してくれるから」という点に尽きると思います。
当楽曲を作詞作曲された田淵さんは、主題歌決定の際にこのようにコメントされています。
まさかFateブランドに我々がお邪魔する日が来るとは思っていませんでした。
脈々と受け継がれてきたFateシリーズに並んで遜色ないものでありながら、本作の冒険譚をちゃんと彩れるものを作る。1mmでもブレたら失礼になるこの難題に挑んだ結果、これまでになく未来を謳う歌が生まれました。
たとえ幻が僕らを阻もうとも、この世界を一緒に愛して参りましょう。
「アニメなんか知らんがな」という方からすると、「えっ、クサ過ぎない?」という感想を抱く方もおられるかもしれません。
それでもわかってほしいのは、ここまでの意気込みでアニメ主題歌を作っているバンドはそうそうないわよ、ということ。(本当に何様だ?)
というのも、詩曲担当の田淵氏は中々のアニメオタクであり、ひいてはアニソンオタクでもあるのだ。また、アニソン歌手や声優にも数多く楽曲を提供しており、アニソン界のプロフェッサーとも呼ばれるべきお方なのである。(こんな盛り立て方をすると逆に本人に失礼な気がする)
そんな田淵氏がコメントからも伝わるくらいの熱量を遺憾なくブチ込んだ曲なのである。そりゃもういい曲だわな。
でもここまでは他のタイアップ曲と同じ。どの曲も本気で作っておられる。
ここからが、マグマなんです。(言いたかっただけ)
じゃあ何が違うのよっていうと、歌詞である。
本題の前に、ユニゾンのアニメタイアップ曲は基本的に、アニメ尺部分以外の歌詞は割と「自分達のことや信条」歌うことが多い(と私は解釈している)ということを覚えといてほしい。
たとえば、『夜桜四重奏』のOPテーマである『桜のあと』では、
じゃじゃじゃじゃーん 足りない! キック、リズムを打て!
ベース&ギター おまけに僕が歌えば四重奏
と『夜桜四重奏』にちなんで自分達のバンドのことを四重奏と表してみたり、
上でも挙げた『血界戦線』のEDテーマ『シュガーソングとビターステップ』では、
蓋然性合理主義の正論に揉まれて 僕らの音楽は道具に成り下がる?
と、ビジネスライクに寄ってしまう音楽界に警鐘を鳴らしている(とも取れる)歌詞を書いていたりする。(私見です)
ちなみに蓋然性合理主義がわからない方は周りの賢い方に訊いてください。私はアホの子なんで説明できません。
でだ。
そんな彼らがこの『Phantom Joke』に限っては、2番以降もアニメについて書いているのである。
このことは私の推測ではなく、本人達がラジオだかインタビューだかで言っていたので間違いない。何の媒体で言ってたかは覚えていない。申し訳なか。
『Phantom Joke』の良きところ
それでは『Phantom Joke』の良きところ、ならびにオススメポイントを語りたいと思います。
改めて言いますが、私はFGOをプレイも試聴もしていなていので、そういった方よりも楽曲の解釈が浅いかもしれません。
なのでちょっと優しい目で見ていただけると幸いです。
ではでは。
①ダークな歌詞が良い
いきなりただの好みの話なんですが、私はちょっとダークな雰囲気のある曲というか、トゲがある曲が非常に好みでして。
他のユニゾンの曲で例えると『マスターボリューム』、『パンデミックサドンデス』、『fake town baby』等など。
今回はそのド真ん中の曲だったんですよ。
それぞれダーク味あふれるワンフレーズを紹介します。
「泣いてる、まだ泣いてるよ」って知らん顔しやがって
置いていかれた心象風景も飛んでいけ 時代の彼方
少し静かにしてもらえますか をやんわり言って後悔中
君が逆手に取って難航中
容赦ない、邪魔くさい、おめでたい、蹴りたい、殴りたい…stop!
「嫌いなもんは嫌い うるせえ 黙れ」
それじゃ多分とうに立ち行かない
ぐだぐだ言ってるだけじゃ 見向きされないのがこの街のルール
とはいえこちらはユニゾン風に言うと、「一聴ではわからない」曲であることは間違いないです。
言葉数は詰まってるし、展開は目まぐるしいし、まさしく息をつかせない曲が本当に多いんです。
この表現は実際に聴いてみないとわかりづらいかと思うので、時間があれば、何らかの手段で(上の公式動画とか)ユニゾンの曲を是非いくつか聴いてみてください。
そんでそんで。
そこで『Phantom Joke』の歌詞ですよ。
守るものも守れないならでしゃばるなよ
と歌ったり、サビでは
冗談じゃねえよ Phantom's begun!
嘘にまみれきって蜃気楼 心まで霞んで蜃気楼
善々悪々も審議不能になる
全部嫌になった それさえも幸せな結末か
なんて歌ってしまう。
詩曲担当の田淵氏は「斎藤君(ボーカル)が強い言葉を使うのが好き」という旨の発言をちょくちょくするが、わたくし七木もそれ大好き。
それは偏に、強い言葉でも下品に聴こえないボーカル力の賜物であると思う。
②ダークなだけじゃない歌詞も良い
さっきまで「げへへ、斎藤さんの強い言葉しゅきぃ」と言っていた七木てあるが、ここで手がもげるくらいの手のひら返しをする。
この曲はダークなだけじゃないのも良い。
先ほどの田淵氏のコメントを思い出してほしい。
「これまでになく未来を謳う歌が生まれました」
こう言っているのである。
じゃあ今度は思い切ってサビを全部引用しちゃおうと思う。
冗談じゃねえよ Phantom's begun!
嘘にまみれきって蜃気楼 心まで霞んで蜃気楼
善々悪々も審議不能になる
全部嫌になった それさえも幸せな結末だ
だめだ そんな悲しいこと言うな まだ世界は生きてる
君が泣いてたって生きてる だからこの空の先を見たい
邪魔すぎる運命のターゲット睨みながら
言えそうで良かった 「まだ愛していたい」
Aメロ、Bメロ、それからサビ前半まで散々強い言葉を使っておいて、最後に「まだ愛していたい」 である。
しつこいほど言うが、私はstaynightとZeroしか見ていないので、Fateシリーズといえば全体的に鬱屈したストーリーの印象がある。
けれども『Phantom Joke』の歌詞を見る限り、FGOに限っては「暗闇の中に見える光を探す」ようなストーリーなんじゃないかと想起してしまう。
的外れなこと言ってたらどうぞ笑ってやってください。
③ヒリヒリとした絶妙な曲調が良い
①と②に若干被るんですけど、曲調も歌詞に合わせてダークな感じなんです。(ここらで気付いたかもしれませんが、私は音楽系統の知識皆無です)
これは、YouTubeのコメント欄などで、「ドラムがえげつない」といったような感想をよく見かけますが、確かに鈴木さんが奏でる一瞬も無駄にしないようなドラムが根底にあるのは間違いないです。
聴きようによってはこの曲は非常に疲れます。
まるで50mを息継ぎなしで全力で泳ぐばかりの運動量を持っています。
しかしそんな息継ぎなしの曲であるにもかかわらず、Bメロで突然曲調が変わるんです。
調べたところ、音楽的に言うと四拍子から三拍子になるんです。(間違ってたらごめん)
要するにタンタンタンタンのリズムからタンタンタンのリズムになるんです。(余計わからなくなったんだが?)
このフックによって、ギリギリまで張り詰めた糸を緩めるような効果を持たせているんです。たぶん。
実際歌詞も曲も何もわからなくても、その部分は頭に残るんですよ。
「終始何が何やらだったけど、何か変なところあったな」みたいな。
それで「もう一回聴いてみよう」となったらもうあなたはこの沼に片足突っ込んでます。
おいでおいで。
『Phantom Joke』の総括
散々良いところを述べてきましたが、私のこの曲の第一印象は「流行らないだろうなあ」というものでした。
それもそうでしょう。
良いところを述べると同時に散々「わかりづらい」とも言ってきたんですから。
けど勘違いしてほしくはないのが、このわかりづらさがユニゾンの魅力でもあるのだ。
で、世間の(主にゲームをプレイしているアニメ視聴者)評価であるが、やはり芳しくないと感じます。
上のどこかでも言いましたが、世間的に見ても、Fateシリーズというのは全体的に鬱屈したストーリーのイメージがあるようで、『Phantom Joke』はそのイメージに合わない、という意見が多かったように見えました。
それでも否定意見ばかりだったわけではなく、「歌詞を読み込むとFGOにピッタリ」という意見もちらほら見られました。
なので、FGOの主題歌としてこの曲を見る限り、「悪いばかりではない」くらいの印象なのではないかと思います。
ファンの贔屓目込みで言わせてもらうと、ユニゾンの新曲としては最高の一曲ではあるのですが、世の中の全員に同じ感想を持てとは言えないですからね。
好きなものを好きでいられればそれでいいのです。
・・・え、こんな締めでいいの?
シングルとしての『Phantom Joke』
続いてはシングルとしての『Phantom Joke』の話。
シングルということはカップリング曲(B面曲)が付随しているわけです。
この話もしていきたい。
ユニゾンのシングルには2曲(一時は3曲だった)カップリングが入っています。
今回のシングル内のカップリングは『ぼくたちのしっぱい』『mouth to mouse (sent you)』の2曲になります。
『ぼくたちのしっぱい』
こちらは2年前に作られた曲になります。
ここ最近のユニゾンのカップリング曲は、「こんな曲もできちゃうのか枠」と「遊びが強い枠」に分けられると個人的に思っていて。
この曲はその前者ですね。
こういった曲は、ユニゾン好き以外の方からすれば、「普通の曲じゃね?」「シュガーソングとかオリオン以外はこんなもんか」なんて取られてしまうかもしれません。
でも違うんです!
ユニゾンの楽曲というのは一聴では分かりづらいものが多いんですよ。(歌詞内でも当人達が触れるくらいに)
言い方を変えると飛び道具みたいな曲が多い。
その中でも、「あれ? 一聴目でも聴きやすいぞ?」となるのが「こんな曲もできちゃうのか枠」なのです。
『ぼくたちのしっぱい』の歌詞を見ていこう
じゃあそんな曲の何がいいのよと言われると、それは迷うことなく歌詞と答えます。
ここでは一番わかりやすいサビの歌詞を見ていきたいと思います。
胸が痛いのは切ないね 嬉しい事だけ蘇れ
希望、未来、笑顔も全部ある ある あるのに
壊しちゃったんなら また今度 あるかないかはわかんないよ
とりあえず今は立ち止まっておこう
胸が瞬間熱くなって その瞬間全部巻き戻って
刺さる後悔も恥ずかしいも ある ある あるよなあ
ほっといてなんだか眠たいよ まだちょっと前とか向けないよ
とりあえず今は立ち止まっておこう
西尾維新作の物語シリーズに忍野メメというキャラクターがいるのですが、彼のよく言うセリフに「人は一人で勝手に助かるだけ」というものがあります。
ユニゾンもこれと似たスタンスにあると思っていて。
『さわれない歌』という曲の中でこんなワンフレーズがあります。
もしも僕が君の前まで来て 何かできることがあるとしても
この手は差し出さない きっかけは与えたいけれど
きっと世の中には辛いことはたくさんあるし、失敗なんていくらでもする。
辛いことは記憶に残りやすいし、多くあるように感じる。
だけど君の人生には楽しいことがあふれている。だから大丈夫。
なんて背中を押したりはしないんです。
辛いことも失敗も絶対にある。
すぐに立ち直るなんてそうそうできはしない。
それなら今はそのままで、時が経ってから考えるでもいいじゃないか。
そう言ってどこかで歌ってくれている、そういうバンドなんです。
だから僕は今日も惑星のどこか 誰にも触れない歌を歌う
近づき過ぎないで ちょうどいい温度感であれ
みんなに届かなくてもいいから いくら嘲笑われてもいいから
願いながらlet me sing, let me sing 誰にも触れない歌をずっとね
あなたを救いはしないけれどあなたを見捨てもしない。
「ぼくのしっぱい」でも「きみのしっぱい」でもなく、「ぼくたちのしっぱい」。
わかりやすい曲調で、わかりづらいユニゾンが、ファンと繋ぐ「ちょうどいい温度感」がこの曲にはあると感じています。
『mouth to mouse (sent you)』
この曲は『ぼくたちのしっばい』よりももっと古い、なんとインディーズ時代(今から十数年前)の曲になります。
この曲も『ぼくたちのしっぱい』と同様に「こんな曲もできちゃうのか枠」ではあるのですが、まあ十数年前の曲になるので、そこに当てはめるかどうかという感じはあります。
しかし何で今更そんな古い曲を出したのかというと、そこにはこんなエピソードがあります。
戦友との別れ、そして再会
ユニゾンが東京でインディーズバンドだった頃、大阪にとても仲のいいBUS STOP MOUSEというバンドがいました。
どのくらい仲が良かったかというと、ユニゾンが大阪に遠征するたびに家に泊まりに行くくらいに。
しかしある日、そのBUS STOP MOUSEが様々な理由(詳しいことは省くので知りたかったら調べてみてください)で活動休止をすることになってしまいました。その時にできたのがこの曲なんです。
その後ライブで何度か披露したり、レコーディングまでしたようですが、busへ向けた曲だし、わざわざ出す意味がないということでお蔵入りになっていたそうです。
ですがそれから10年近く経った2018年!
なんとBUS STOP MOUSEが活動を再開することになったのです!
それから少し経って。
BUS STOP MOUSEの活動再開、ユニゾンの結成15周年など、様々な要因が重なり、2019年4月15日、なななんと彼らの対バン企画が成り立ったのです!
そしてその時に演奏されたのが『mouth to mouse (sent you)』です!
残念ながら私はその場には行けませんでしたが、このエピソードを聞くだけで激アツですよ。(激アツってまだ死語じゃない? 大丈夫?)
半分くらい余談ですが、田淵氏はブログで「副題の(sent you)も大事」と仰っております。
文字通り「君に送る」という意味にとれますが、深読みすると「戦友」ともかかっているのではないか、という感想を見て私は一層副題の大事さを感じました。
閑話休題。
その後、「2019年(結成15周年)は新曲は作らない」というのも相まって、この度めでたくこの曲がリリースされる運びとなったのです。
こういう背景があるという上で歌詞を見ていきます!
『mouth to mouse (sent you)』の歌詞を見ていこう
上記のエピソードを知った上で曲を聴けば、謎なんて一つもないし曲への思い入れが強くなる。
東の空と西の空をつなぐ七色の虹がかかって
羽目をはずして夢を話して また朝を迎えてる
ほら、あの時から心の中でヒラリヒラリ
舞い踊るは月と天秤に示された
…多くは語らずに、リザルト
大阪と東京のバンドで、夜通し語り合った日があったのかもしれませんね。
これはただの深読みかもしれませんが、「七色の虹」や「月と天秤」のように当時からあるユニゾンの楽曲になぞらえた歌詞があるのもエモいですね。(エモいって初めて言った)
「多くは語らずにリザルト」という若干ひねくれた部分は、当時からユニゾンを感じさせるフレーズですね。
さよならが聞きたいんじゃなくて
また会えると言ってほしい
君に言えなかった言葉だけ
ずっと繰り返しながら
この曲内では「ずっと繰り返しながら」というフレーズが何度も出てきます。
十数年前当時に作られた時に予想していたかなんてわかりませんが、この曲を聴くと「ずっと繰り返しながら(君を待っていた)」とも取れる気がして。
私達が想像するよりずっと強い気持ちがこもっている曲なんだろうと感じます。
〆
いかがだったでしょうか。
今回は紹介のような面が多かったですが、今後は自由に語りまくる回もあると思います。
気に入っていただけたら気軽にコメントやアドバイスをお願いいたします。
ほいじゃのん。